A Recipe for a Happy Life

日本での幸せライフレシピ

14歳で来日したLOANさん

日本に来たきっかけは何ですか?

私は、最近日本に来られる皆さんの多くとは事情が異なり、14歳のころに家族と一緒に来日しました。日本に来る前は「アメリカン・ドリーム」を抱いていたので、日本人が何語を話すのか、ベトナムから日本までどれくらいかかるのか等々全く知りませんでしたし、特に知ろうともしませんでした(笑)。また、当時は日本に来る外国人が少なかったので、得られる情報も多くはありませんでした。

現在、何のお仕事をなさっていますか?

現在私は、銀行が100%出資している日本企業で働いており、海外送金、クレジットカード発行、融資等の外国人向け金融サービスを提供しています。もちろん日本に住むベトナム人も対象となっておりますので、もしご興味がありましたらこちらをご覧くださいね。

日本で学んだことのうち、最も良かったことや、強く印象に残ったことは何ですか?

最も印象深いのは、お客さんへの接し方から見て取れる「おもてなし」の文化です。日本に肩を並べる接客は、世界中どこを探しても見つからないでしょう。また、どんな状況にあっても折れない日本人の忍耐力と秩序も学ぶことができました。

日本で夢を実現する過程で、どのような困難に遭遇しましたか?

私は「あいうえお」も知らずに日本の中学校に入ったので、まずはやはり言語の壁でした。当時はベトナム人に限らず外国人全体が少なく、学校でも私が唯一の外国人でした。当初、私は少しばかりの英語しかできず、英語という教科が最も嫌われていた当時の学校で友達ができたのは、3年間の努力の末に日本語が流暢に話せるようになってからの事でした。

今後の短期的/長期的な計画をお聞かせいただけますか?

日本に長居しすぎたせいかも知れませんが、私はベトナムをはじめ海外の文化により強い関心を持っています(笑)。しかし、私はこれからも日本、そして何も知らずおろおろしていた少女から今日の私が出来上がるまで私を支え続けてくれたこの国の方々に、何らかの形で恩返しをしたいと思っています。

日本にいる皆様、特に同業の方々へのメッセージをいただけますか?

私と同じ業界で働く皆さんにメッセージを送るなんて、恐れ多くてできませんよ。皆さんは私よりよっぽどよくできていますから。強いて言えば、今日本にいる若い皆さんには、日本に長く住むことを決意する前に言語力を鍛えておくことをお勧めします。どうも有り難うございました!

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