A Recipe for a Happy Life

日本での幸せライフレシピ

逆風の中でも起業家の精神を持ち続ける
グエン ズイ ティン さん

日本に来たきっかけは何ですか?

トゥアティエン=フエ省の農村部に生まれ育ち、海外留学を夢見ていた私にとって、日本で学び働くことは少年時代からの念願でした。

日本への自費留学が一般化した頃、私はベトナムの大学には進学せず、スーツケースを抱えて日本に渡りました。

現在、何のお仕事をなさっていますか?

私は現在、株式会社VIETSTARという会社を経営しています。VIETSTARは、日本企業向けに外国人材の紹介や、コンサル活動を行っています。私達が紹介する外国人材の95%以上はベトナム人です。

それと同時に、亀有で私の先輩とベトナム料理店「EM ƠI」も経営しています。

日本で学んだことのうち、最も良かったことや、強く印象に残ったことは何ですか?

日本は、私にたくさんの思い出深い、貴重な経験を与えてくれました。私は、来日した多くの仲間達と同じように「自立の精神」を学びました。勉学での自立、思考の自立、仕事での自立、そして、現在の経営での自立です。学校の先生方の手厚いご指導や、アルバイト先での熱心な手ほどきをはじめとした数多の経験のおかげで、自分が大きく成長したことを実感しました。こうして、その先に待っている日本での起業に向け、見識を積み上げていきました。

日本で夢を実現する過程で、どのような困難に遭遇しましたか?

私は留学生時代には、勉強と、新しい体験をすることの2つに重きを置いていました。この期間にも多少のハプニングはありましたが、個人的には「ゆとり」のある生活を送っていたと思います。

私が困難・課題に直面したのは、大学卒業後、就職せずに自ら会社を立ち上げることを決めてからのことでした。起業前から経営に関する本をたくさん読んできましたが、読むことと「実践」とは全くの別物でした。日本で会社を設立する方法、物件の借り方、許可証の申請方法を調べ始めてから3カ月後(2019年12月3日)に営業開始しました。そのまた3カ月後にはコロナ禍が押し寄せ、私のビジネスも大打撃を受けました。コロナとの闘いは厳しいものでしたが、何とか「コロナ元年」を乗り越えることができました(笑)

そして2020年末には、さらなる挑戦と共にベトナム料理店「EM ƠI」を開きました。

今後の短期的/長期的な計画をお聞かせいただけますか?

私は、現在展開している2つのビジネスを続けるために、しばらく日本に留まるつもりです。そして5年後にはベトナムに戻り、起業家としてのキャリアを継続することを目標に掲げています。

日本にいる皆様、特に同業の方々へのメッセージをいただけますか?

もちろん!皆さん、起業家精神を持ち続けてください!
コロナ禍を一緒に乗り越えましょう!

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